『スタジオジブリ』就職の背景!給料や採用に有利な大学とは!


Photo by スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

スタジオジブリは、アニメーターや背景美術などの仕事を希望する人たちに非常に人気の高い就職先なのですが、現在求人募集は出ているのでしょうか?

また、スタジオジブリの給料や採用に有利な大学はあるのでしょうか?
今回は、スタジオジブリの就職の背景をお伝えします。

ジブリの求人募集

スタジオジブリに就職したいと思っている方は多いと思いますが、現在も不定期ですが求人募集は行っていますので、就職することは可能です。

※追記 2019年8月8日(木)
数年前に書いた記事にも関わらず今も閲覧頂けているようでありがとうございます。
ただ、こちらの記事は掲載情報が古く、スタジオジブリから募集情報に関するページすら廃止されており、現在は一切募集は行っていないようです。

求人が募集される場合は、7月下旬に公式ホームページの「会社案内・募集情報」に告知されるシステムになっていますので、7月中旬頃からこまめにチェックしておくのがベストだと思います。

もし求人が出ている場合には、書類選考があり、それに合格すると各部門ごとに試験や面接が行なわれます。

合格者は翌年4月から研修生として働くことができ、9ヶ月の試用期間で問題なければ翌年1月から正式採用になるという流れです。

契約社員等も不定期に募集を行っていますが、この詳細も「会社案内・募集情報」に告知されます。

ここ数回の募集状況を見てみると、2013年9月入社と2014年4月入社は求人が出ていませんので、残念ながら2014年9月入社に関しては全く読めないような状況です。

公式サイト:スタジオジブリ「会社案内・募集情報」

採用基準

スタジオジブリの採用基準として最も特徴的なのは学歴が一切関係ないということです。

普通の大学でも、美術大学でも、専門学校でも、それこそ高卒でも関係なく、また、コンクールで賞を取っているかどうかという芸術的な要素も重要視されませんので、必要なのはアニメーターとしての技術です。

特に宮崎駿監督があまりCGを好まないので、手書きの技術が高い人が評価されるようです。

しかし、背景美術に関しては基本的に新人の募集は少ないようで、求人が出ても直接美大に送られることが多いみたいです。

その他にも、経理などの事務職員や、グッズ販売系の仕事もあるようですが、これは人数が足りている状態なので、欠員が出ない限り募集はされません。

日本のアニメーター事情

日本のアニメーターの多くは契約社員かフリーランスで個人事業主として活動していて、正社員となる正規雇用はまだまだ少ないのが現状です。

しかし、そんな中でもスタジオジブリは固定給制のため、健康保険や厚生年金などの福利厚生を完備している数少ない制作会社の1つです。

そのため、スタジオジブリはアニメーター志望の人に人気が高い反面、非常に狭き門と言われています。

これはジブリに関係なくアニメーター全てに言えることですが、新人に技術は求めていないため、仕上げの早さや将来性があって光っている人材かどうかという部分が非常に重要になってきます。

ジブリくらいしっかりした製作会社になると、新人を育てていきたいという気持ちが大きいので、年齢的に若くない新人は採用が厳しいという事情もあります。

そのため、書類選考が重要になってきます。

ここで落とされると、自分のスキルを何も見てもらえないので、履歴書では将来的に成長できるかどうかをアピールするのは有効だと思います。(これは私の勝手な考察です。)

また、ジブリは作品ごとにアニメーターが異なるという特徴があります。

まず監督がお題を出し、全員がお題に沿った絵コンテを提出し、今回の作品に必要だと思ったアニメーターだけがその作品に参加することができます。

つまりアニメーターになってからも大変な世界というわけです。

しかし、宮崎駿監督が元々アニメーター出身ということで、苦労や現実的な労働環境をよく理解していますので、やはりその他のアニメ制作会社に比べれば働きやすい環境が整っているのではないでしょうか。

給料

ジブリのアニメーターは一見給料が良いように思いますが、決してそんなことはありません。

厳密にいうと、「他の製作会社よりは良い」という状態だと思います。

通常、新人アニメーターは朝から晩まで働きづめで月2~3万が良いとこですし、中堅クラスになっても大体10万いかないくらいが平均だと思います。良くて16万くらいでしょうか。

ジブリの場合は福利厚生がついて月収16万くらいが固定で入ってきますので、給料の額自体は少ないですが、他の製作会社に比べればかなり安定していると思われます。

アニメーターは出来高制の為、1枚いくらという形式で取引がされますので、在籍している会社の大きさというのはあまり関係ないのです。

近年ではアニメの作画レベルが上がっていることもあり、1人で製作できる枚数が減ってきています。

つまり出来高制のアニメーターにとっては、枚数が減るということはそのまま給料の低下につながるのです。

まとめ

  • 求人は7月下旬頃公式サイトで発表される
  • ジブリに学歴は関係ない
  • 給料も固定給制で福利厚生完備
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この記事を書いた人
ゆーま

30代フリーランス。大学卒業後アフィリエイトにハマり月収40万くらいまで稼げちゃって、人生楽勝って思ったらグーグルさんに嫌われて一晩で収入を失った残念な人。

その後、フリーターを経験し、サラリーマンを経験し、ストレスで不安障害を発症。今はアフィリエイターとして細々と生活。

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コメント

  1. 匿名 より:

    参考になりました。ありがとうございます。