ロタウイルスの症状は大人より赤ちゃん~5歳・6歳頃の子供が危険

ロタウイルスの症状は大人より赤ちゃん~5歳・6歳頃の子供が危険

冬になると流行する感染性胃腸炎はノロウィルスが有名ですが、0歳から6歳までの赤ちゃんの頃にかかりやすく、5歳頃までに1度はかかると言われるロタウィルスも実は注意が必要です。

また、ロタウイルスは大人よりも、赤ちゃん~5歳・6歳頃の子供の方が重症化しやすいと言われていますが、今回はロタウィルスとはどんな病気なのか、その症状や感染した時の対処の仕方、予防法等を見ていきたいと思います。

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ロタウィルスとは

ロタウィルスは感染性胃腸炎の一種です。

まずはロタウィルスの基本的な知識から見ていきたいと思います。

感染経路

ロタウィルスはウィルスが口から入ることにより発症する、経口感染が感染経路となっています。

特徴

ロタウィルスの特徴としては、感染力が強く、またウィルスには多くの型があるため、1度感染してもその後何度も再感染することがあります。

しかし、2度目からは症状が軽症で済むと言われています。

そのため、2歳頃までの重症化率が高く、5~6歳の年長児になると軽症化する傾向があります。

また、大人が発症することもありますが、免疫力低下時等のほかは軽症で済むことが多いです。

ロタウィルスで入院する子どもの3割が0歳児、4割が1歳児と言われています。

潜伏期間

1~2日間(最長でも72時間程度)と非常に短いです。

もし、ロタウイルスを発症している人と接触してしまい感染した場合には、早ければ翌日には症状が出る可能性が高いです。

発生時期

毎年11月頃から流行し、2月から4月頃がピークとなります。

秋から冬にかけては風邪などウイルス性の病気が蔓延しますので、日々の対処が重要になってきます。

ロタウィルスの症状

ロタウイルスは下痢、嘔吐が特徴的な症状として現れることから、別名「嘔吐下痢症」とも呼ばれています。

具体的な症状を見ていきます。

腹痛と水のような下痢

胃腸炎ですので、まずお腹が痛くなり、お米のとぎ汁のような白い便を排泄するという特徴があります。

白い便が特徴的であることから、「白色便下痢症」と呼ばれることがあります。

子供が腹痛を訴えかけたり、自身が胃腸に違和感を感じた場合は、まず便をチェックするのが良いでしょう。

吐き気・嘔吐

1日5~6回程度嘔吐症状が起こることがあります。

ただし、下痢症状に比べると個人差があり、症状が出ない場合もあります。

基本的には腹痛と下痢がメインの症状であると言えます。

発熱

これも個人差が大きいですが、人によっては38度以上の高熱が出ることがあります。

しかし、だいたい1日でおさまりますので、発熱に関してはそこまで注意する必要もないでしょう。

その他

その他の症状として、食欲不振、意識がもうろうとする等が挙げられます。

このほか、下痢や嘔吐により脱水症になる恐れがあり、重症化するとけいれんや脳炎、肝機能異常、重い腎障害等の合併症を引き起こすことがあります。

通常は症状がおさまるまで7日間程度かかります。

また、症状が出る2日前から、症状がおさまった10日後くらいまで、患者の便からウィルスが検出されることがありますので注意が必要です。

ロタウィルスの治療法

現在のところ抗ウィルス薬は開発されていません。

諸症状による脱水や体力の低下を防ぐため、水分・栄養補給を十分に行い、安静にすることが大切です。

水分補給には湯冷ましやお茶、イオン飲料等、栄養補給にはすりおろしりんご、バナナ、おかゆ等を与えましょう。

口からの水分補給が難しい場合は病院で点滴を受けることもできます。

ロタウィルスの予防法

ここまでロタウィルスの症状と、その対処法をご紹介しましたが、最後にロタウィルスの予防法と、感染拡大を防止するために必要な対応を見ていきたいと思います。

ワクチンの接種

生後6週から生ワクチンの接種(シロップ状のワクチンを経口投与)が任意で受けられます。

遅くとも生後6か月までに2~3回の接種が必要ですので、お子様の年齢を考えながら早めに病院を受診することをおすすめします。

費用は一回あたりおよそ1万2千円から1万5千円で、実費での負担になるので注意が必要です。

ワクチンの接種により、重症化を9割ほど減らせると言います。

ワクチンには、1つのウィルスの型から作られる単価ワクチンと、流行する5つの型全てが含まれている5価ワクチンがあります。

単価ワクチンは2回、5価ワクチンは3回の接種が必要です。

感染予防

ロタウイルスはウイルス性のため、とにかく感染を防ぐことが1番の予防に繋がります。

手洗い

帰宅時や食事の前、トイレの後等は、石鹸で10秒くらいかけ、しっかり手を洗いましょう。

患者の嘔吐物、おむつ等の適切な処理

患者の便には大量のウィルスが含まれており、処理する際触った手や、その手で触れたドアノブ、おもちゃ等にウィルスが付着することがあります。

ウィルスは10日ほど生存が可能なため、そこから感染が拡大することが多くあります。

嘔吐物が付着した衣類やタオル等はほかの洗濯物と分けて洗い、家庭用塩素系漂白剤を薄めたもので消毒します。(5~10%の次亜塩素酸ナトリウムの場合50~100倍に薄める)

嘔吐物やおむつの処理にはゴム手袋を着用し、床等も漂白剤を薄めた物で消毒します。

また、患者が触れたおもちゃ等も漂白剤で消毒しましょう。

なお、ロタウィルスにはアルコール消毒は効果がありません。

まとめ

  • ロタウィルスは感染力が強い
  • 年齢が高ければ高いだけ重症化しなくなる
  • 重症化した場合の合併症は危険
  • 感染を防ぐことが最も重要な予防法
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